| :#05 <地(ち)> 奈落(ならく) | |
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地獄の一名 金輪際といふは ならくの底のことなり #02極楽(ごくらく)ここにて 一つをふれば ごくらくへ出る ▲たとえ(例)ては 地理を察すといへども 地ごくのさたも 金次第 ほりぬき井戸を ほかやうを えんまは かみなりより おそれかね 堀をやねどろぼうと おどろくもぐらもちは らいじうのごとし されども しゃばであくじをすれば しゆうはりの かがみに うつりえんまさまに しかられるうそを つけばしたを ぬかるる おそるべし おそるべし おそるべし |
| ※ 暈け字は仮置あり | |