江戸文化  《六十余州名所図会》
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:#22 近江 琵琶湖 石山寺   <滋賀県>

▲近江(おうみ)の国は,滋賀の象徴とも言える琵琶湖は楽器の琵琶をさかさまにしたような形からその名がついた
 西国巡礼十三番札所でもある石山寺(いしやまでら)は,琵琶のネック,鹿首(かのくび)の先端にあたる琵琶湖南部に位置する真言宗のお寺
 平安時代の宮廷の女人たち間で,石山寺の観音堂で読経しながら一夜を過ごすのが流行し,かの紫式部もここに参籠して「源氏物語」の相を練ったという
 現在でも紫式部ゆかりの華の寺として多くの参拝客を集めている
 この絵では石山寺自体は描かれず,その門前町の一部とその賑わいが描かれてい
 一方,遠くに見える比良山脈,近江八景に数えられる「石山の秋月」にならった月に雁と静けさも感じさせる
 画面中央を横切るように描かれているのは瀬田の唐橋,または長橋と呼ばれる東海道の道で,そこの夕映えはこれまた「瀬田の夕照」として近江八景のひとつに数えられる

※ 絵師:歌川広重(初代) ★東山道 22〜29
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