リンク | とかけて<お題> | トとく<掛け> | 心は<落ち> |
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題1 | 隠居様(いんきょさま) | 他所へ泊った朝(よそへ泊ツ多朝) | ようじがない |
題2 | 蝋燭(ろふそく) | 質物<しちもつ> | しまいにわ-ながれる |
題3 | 馬鹿者(ば可もの) | 鮪の刺身(まぐろのさし三) | 智へがない |
題4 | 日本橋(日本者゛し) | 菖蒲刀(志よぶ刀) | 人が切れない |
題5 | 布袋様(ほて以さ満) | 下屋敷の跡(下屋しきのあと) | はらがおふきい |
題6 | へぼ将棋(へぼせうぎ) | 雷様(可三奈りさ満) | なるとこわがる |
題7 | 歳の市(としの市) | 素人角力(志ろうと角力) | まけたりかったり |
題8 | 小さな着物(ち以さ奈きもの) | 三味線引き(三みせん引) | てんつるてん-だ |
題9 | 悋気深い(りん紀ぶ可い) | かき餅(か紀もち) | みんなやくであろう |
題10 | 泥濘た道(ぬ可ツた道) | 混んだ湯屋(古ん多゛ゆ屋) | げたおとられる |
題11 | 流浪の大石(るろふの大石) | 博打打ち(者゛具ちうち) | はらにさいが有 |
題12 | 阿亀の面(を可免のめん) | 櫓のない芝居(屋ぐらの奈以しバ居) | 花道がない |
題13 | 渡りの蝙蝠(わたりのこふもり) | 角兵衛獅子(角兵へじし) | ほねがやわらかだ |
題14 | 風のない日の凧(風の奈い日の凧) | 屋根屋の腹下し(家祢やの者らくだし) | あがったりおりたり |
題15 | 夜の湯屋(よるの湯屋) | 紅屋の水 | あかがたくさんだ |
題16 | 沢庵大根(たく阿ん大こん) | 行灯(阿んどん) | くれになると漬ける |
題17 | 煉瓦積(れんぐ王せき) | 難しい将棋(むず可しいせうぎ) | よくつんだゝゝ |
題18 | 算盤(曾ろ者ん) | 玉子とじ(玉子とじ) | 割ったり掛けたりだ |
題19 | つんぼうに出す(つん本うに出す) | 大家の節(大家の節) | 大きな鯉を出す |
題20 | 猫の御椀(ねこのお王ん) | 年よりの派手ななり(年よりの者で奈なり) | にやわんにやわん |
題21 | 内緒話(な以せう者゛奈し) | 当節の女の髷(當せつの女のまげ) | 高くは結わない |
題22 | 来年十になる子 (らい年十尓奈留子) | 掃除屋が来た(そふじや可゛き多) | くさいだろう |
題23 | 無冠の太夫(むくハの太夫) | 寒い日の蕎麦(左むい日のそ者゛) | 敦盛だ |
題24 | 梅の蕾(う免の徒本ミ) | 急用の手紙(きう用の手紙) | 開くを待つ |
題25 | 忙しい台所(ゐそ可゛し以多゛い所) | 姉妹(阿祢以もウと) | 何か似ている |
題26 | 飲んだくれ(のん多゛くれ) | 御神輿(おみこし) | よいよい わいわい |
題27 | 小野道風(於のゝ登ふ風) | 吉原のひやかし(吉原のひ也可し) | かわずに柳を見てかへる |
題28 | 籤強い人(く志゛つ゛与い人) | 寒中の火鉢(寒中のひ者ち) | 良く当たる |
題29 | 安い時計(や春以時計) | 程の良い約束(本どのよい也くそく) | 当てにならない |
題30 | 幕の間(まくの間) | 大工さん(大ユさん) | 木がはいるのおまつ(き可゛者入ルのおまつ) 木は拍子木 |
題31 | ケチな稲荷様(けちな稲荷さ満) | 怠け者(な満けもの) | 鳥居がない(とりゐ可゛奈い) 鳥居:取柄 |
題32 | 古着屋(ふる起゛や) | 素人の狂言(志ろうとの狂介ん) | 付けが合わぬ(つけ可゛阿王ぬ) 拍子木のような2本の木を「柝(き)」(「ツケ柝」) |
題33 | 子供の月代(こ供の左可やき) | 地震(志゛しん) | 動いて危ない(ゐごいてあぶ奈以) |
題34 | 豌豆豆(江んどう豆) | 海近い泉水(海ち可いせん水) | 塩いりであろう(志お入で-阿ろふ) |
題35 | 手品(て志゛な) | がらがらせんべい(がらゞせんべ以) | 種が知れぬ(多ね可゛志れぬ) 「がらがら煎餅」は蛤形などの煎餅の中に大黒像など小さいおもちゃを入れ振るとがらがらと音がする |
題36 | 朝寝坊(あ左祢本゛ふ) | 御能の初(お能の初) | おきなおきな(おき奈おき奈) 能の初めは翁:起きな起きな |
題37 | 酒の上が悪い(さけの上か゛王る以) | おさつの大ごちそう(お左つの大ごちそふ) | 後がふうふうだ(阿と可゛ふうふうた゛) 酔いが覚め「ふうふう」食べ過ぎで「ふうふう」 |
題38 | 螽斯(き里ぎ里春) | 道楽息子(登ふらくむす子) | 胡瓜を切ってやる(起う里お切て也る) 「胡瓜」と「旧里」 |
題39 | 雪降りの炬燵(ゆきふりのこ多つ) | 剣付き鉄砲(けん徒きでッ本ふ) | 皆があたる(みん奈可゛阿多留) 「炬燵に当たる」と「鉄炮が当たる」 |
題40 | 名人の浄瑠璃(め以人の浄瑠理) | 土佐の鰹節(土佐の可つおぶし) | 節が美味い(ふし可゛んまい) 「節回し」「鰹節」 |
題41 | 峰の桜(み祢の左くら) | 天狗の面(天狗のめん) | 花が高い(花可゛多可ゐ) |
題42 | 四月の桜(し可゛つの桜) | 紙をおくれ(紙お於くれ) | 葉ばかりだ(は者゛可り多゛) 「憚り=便所」 |
題43 | 戎の鯛(ゑびすの多以) | 良い地所の蚊帳(よ以地所の可や) | 持っていて吊らない(もッてゐてつら奈い) 蚊もいない良い土地は蚊帳を吊らない |
題44 | 開けた地面(ひらけ多地めん) | 歳暮の鮭(歳暮のしヤけ) | 腹がない(はら可゛奈以) 塩引きの鮭には「腸(はらわた)」がない |
題45 | 桃太郎(もゝ太郎) | お強の相手(おこ王の-阿いて) | 御煮しめだ(お丹し免多゛) お強にはお煮しめ おこわ=恐い |
題46 | 関取(せきと里) | 正札付きの売り物(正札付きの-うりもの) | 中々負けない(奈可奈可-まけ奈い) 勝負に負けない/値段を負けない |
題47 | 双六をする子(すご六お春る子) | 花火の見物(花火の-けんぶつ) | 上がるのを待つ(阿可゛る-能おまつ) 「早く上がれ」 |
題48 | 京の名所 | 太物2たん | 五条であった (反物二反はおよそ五丈の長さ 「太物(ふともの)」は一反仕ての織物 |